Twitterでつぶやいた短歌まとめ


Twitterでつぶやいた自作の短歌のまとめ。

マルボロの煙がごとく霧散する世の人情と世の正義かな

コロナの影響ですさんできた頃の歌。今思えばまだ序の口だった。

 

街灯に 影を伸ばされ 消し去られ くるり回さる 月はありしも

月が出ているというのに月影は出ない。街の明かりが人の影をもてあそぶ。

 

その1分 木々の鳴き声 高まりて セミの流儀で 黙祷の念

原爆忌

 

誰も居ぬ事務所を出でて 誰も居ぬ自宅に帰る うがい手洗い

お盆前に家族は義理の実家に帰省した。コロナで帰れなくなりそうだったから。

 

寝落ち後の視界に広がる空模様 朝か夕べか 夢かうつつか

長い昼寝の後の話。

 

スポドリを 飲み干し上がる 鋭角の 目線の先に 夏の青空

暑かった日、そして夏らしい青空。

 

夕涼みに混じる土の香 あの頃の泥団子の香 今も一人か

夕立の後は土の匂いがする。子どものころ一人で作っていた泥団子。

 

夜更かしの罪悪感をかき消すがごとく鳴きたる草中の友

虫はいつ寝ているのだろうか。

 

事務所にて 盆は名のみと起案して 風の暑さや アイスコーヒー

盆でも出勤。コロナで自分は里帰りしなかったからというのもあるだろう。

 

征けと言い 逝かせた国が 今更に 御霊に向かい 何が感謝か

全国戦没者追悼式。毎年の違和感。

 

この国は 自分の都合で 殺しても 謝罪はおろか 感謝する国

数多もの御霊に黙祷する時も ふと思い出す帰還した祖父

同じく。

 

草なびき木々が枝葉を撒き散らす夜にありても止まぬ虫の音

ボンネット上の木の葉を払いたる手を威嚇するカマキリと空

お休みのコンビニ横目に出勤す 空は青いが水気を含む

台風で裁判所もお休みになった。が、大分は大したことがなかった。

 

画面からスタッフロールが消えた後窓の外からキンモクセイの香

スタッフロール「が」の誤記。ふと気づく香。

 

街頭の乾いた空気 マスクする老若男女 少し喉が痛い

コロナ禍の町。

 

e-gavが 止まってわかる 便利さと 紙の六法の このありがたさ

更新作業で使えなくなっていたときのこと。

 

惣菜を 眺めるお客の 足並みは 絵画を眺める お客のリズム

スーパーの話。

 


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