明治41年の日本弁護士大会の様子

次の画像は何を描いたものかお分かりになるだろうか? 明治41(1908)年10月22日、長野県の応住寺山の麓(長野市)で開催された、日本弁護士協会臨時大会後の様子である。 議長は「鳩山博士」とあるので、おそらく鳩山和夫で … “明治41年の日本弁護士大会の様子”の続きを読む

持続化給付金詐欺の量刑について若干の調査検討

持続化給付金詐欺の罪の重さ 持続化給付金詐欺の問題は比較的深刻な社会問題である。今年になって、何件か相談を受けた案件があった。事件に関わってしまったがどうしたらよいでしょうという相談である。私の回答は「とっとと自首すべし … “持続化給付金詐欺の量刑について若干の調査検討”の続きを読む

エクセルで作る証拠等関係カードのファイル(配布用)

日本弁護士連合会が配布している証拠等関係カードのファイルはWordか一太郎なんですね。 (日本弁護士連合会「役立つ書式など」) 一太郎ファイルがあるのに、エクセルファイルがないというのは、実に許しがたいことです。 一太郎 … “エクセルで作る証拠等関係カードのファイル(配布用)”の続きを読む

元検察官大坪弘道氏の弁護士登録を認めるべきではなかった

1 驚きのニュース 平成22年、日本の検察官の信用を失墜させた事件があった。大阪地検特捜部証拠改竄事件である。こともあろうに公益の代表者を自負する検察官が、障害者郵便制度悪用事件という事件の捜査の過程で、何の罪もない市民 … “元検察官大坪弘道氏の弁護士登録を認めるべきではなかった”の続きを読む

改製原戸籍の文字が読めない場合の対処法を教えていただいた話

弁護士の業務ではよく戸籍謄本を集める。 職務上請求 弁護士が自分で戸籍を収集する場合、職務上請求制度を利用する。 事務所によっては、職務上請求作業の大半を事務局に任せることが多いだろう。私も、必要な記入事項を事務員さんに … “改製原戸籍の文字が読めない場合の対処法を教えていただいた話”の続きを読む

【Twitter】赤池誠章議員の支離滅裂な言動について【メモ】

自由民主党の参議院議員である赤池誠章が意味不明な言動をしてTwiiterを騒がせている。 問題となった言動はこちらのブログから。 「司法試験結果公表 受験者4千人を切って法曹離れ止まらず 法曹養成改革の「改革」はこれから … “【Twitter】赤池誠章議員の支離滅裂な言動について【メモ】”の続きを読む

なぜ弁護士はBなのか?

「AQでPがガンガン異議出してきてさ。」 「へぇ。その事件、Jは誰?。」 こんな発言が聞こえてくれば、会話の主は十中八九、法律業界の人々である。 「AQ」とか「P」とかはいわゆる略称で、どこにでもある業界用語の1つである … “なぜ弁護士はBなのか?”の続きを読む

弁護士と電話の話

他の職業でも似たようなものかもしれないが、弁護士の業務量全体中、電話が占める割合は無視できない。 電話対応は大きく3つに分かれる。 (1)依頼者対応 (2)弁護士対応 (3)その他の事務連絡 この中でも大きな割合を占めて … “弁護士と電話の話”の続きを読む

押収拒絶権の行使と日本弁護士連合会の会長談話について

令和2年1月29日、東京地検がカルロス・ゴーン被告の元弁護人であった弘中惇一郎弁護士の事務所を捜索して、中にある資料の一部を押収した。弘中弁護士は押収拒絶権(刑事訴訟法105条)を行使したが、東京地検はこれを無視して、法 … “押収拒絶権の行使と日本弁護士連合会の会長談話について”の続きを読む

弁護士と一太郎とWord

この前、若手弁護士に「はぁ?」という顔をされたことがある。「一太郎」の話である。 一太郎とは 一太郎とは日本企業が開発した文書作成ソフトである。非常に「政治的な」言い方をすれば、――これが何故「政治的」かは後にわかる―― … “弁護士と一太郎とWord”の続きを読む