明治44年の九州・沖縄弁護士大会(大分)の様子

1911年(明治44年)に大分市で九州・沖縄弁護士大会が開催された。 法律日日という古い雑誌にその時の様子が記されていたので、紹介したい。   会場は大分県会議事堂である。1889年(明治22年)に落成した。 … “明治44年の九州・沖縄弁護士大会(大分)の様子”の続きを読む

白鳥と餅の昔話からみる日本の気候変動――もちの白鳥、豊後国の国名起源、速見郡の餅を的とする説話

餅と白鳥というのは日本の昔話でよく出てくるモチーフのようだ。モチだけに。   1 もちの白鳥 みんな大好き「まんが日本昔ばなし」にもちの白鳥という話がある。 簡単にいえば、小作人を農作業で冷酷にこき使っていた長 … “白鳥と餅の昔話からみる日本の気候変動――もちの白鳥、豊後国の国名起源、速見郡の餅を的とする説話”の続きを読む

読書メモ 『土葬の村』高橋繁行

ムスリム墓地で明らかになった日本人の差別意識 大分県の日出町はイスラム教徒の墓地問題で揺れている。 別府ムスリム教会が日出町に設置しようとした土葬墓地について住民が風評被害を恐れて設置反対の運動を起こし、町議会が設置反対 … “読書メモ 『土葬の村』高橋繁行”の続きを読む

司法修習生のための大分県ガイド(独断と偏見)

司法試験に合格した皆さん、おめでとうございます。そして、これから司法修習に入るみなさん、実のある司法修習になるよう祈念します。 司法修習生に内定した方たちにとって第一の懸案事項は修習先であろうと思います。 積極的に大分を … “司法修習生のための大分県ガイド(独断と偏見)”の続きを読む

読書感想文 森本あんり『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』新潮選書

森本あんりの『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』を読んだ。 アメリカが独立する以前の植民地時代に活躍したロジャー・ウィリアムズという筋金入りの変人を中心に、「寛容」を考察している。 日本人は寛容か 私は常々感じて … “読書感想文 森本あんり『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』新潮選書”の続きを読む

大分市立美術館へ蜷川実花「虚構と現実の間に」展を観にいった感想

大分市立美術館が「虚構と現実の間」という写真展をしていた。 蜷川実花の写真展で、CMでも良く流れていたし、周囲の評判も悪くなかったので、どんなものかと観に行った。 しかも、何と今日が最終日だったそうで、運は良かったと思う … “大分市立美術館へ蜷川実花「虚構と現実の間に」展を観にいった感想”の続きを読む

誤指導での死 何が「善意」なのか?

鹿児島県奄美市の中学生が、誤った指導を受けたことに苦しみ、自ら命を絶った。担任の教師がこの生徒が、別の生徒をいじめたとして、双方の生徒の言い分を十分に聞かずに、厳しい、あるいは、生徒の自尊心を傷つけるような指導をしたこと … “誤指導での死 何が「善意」なのか?”の続きを読む

大分県由布市や由布岳の「由布」の由来

由布について 有名な湯布院温泉は大分県由布市にある。 もとは湯布院町だったが、平成の大合併によって由布市となった。 由布市の名前の由来は、その合併時の一般公募で最多得票だったからだそうだ。 おそらく由布市を見下ろす大分の … “大分県由布市や由布岳の「由布」の由来”の続きを読む