読書メモ 『奴隷のしつけ方』
ジェリー・トナー著(橘明美訳)の『奴隷のしつけ方』を読んだ。 マルクス・シドニウス・ファルクスという架空の古代ローマ貴族が記した体裁になっているのが面白い。 個人的に印象に残ったエピソードを3つ。 &nbs … “読書メモ 『奴隷のしつけ方』”の続きを読む
ジェリー・トナー著(橘明美訳)の『奴隷のしつけ方』を読んだ。 マルクス・シドニウス・ファルクスという架空の古代ローマ貴族が記した体裁になっているのが面白い。 個人的に印象に残ったエピソードを3つ。 &nbs … “読書メモ 『奴隷のしつけ方』”の続きを読む
1 古代ローマと選挙制度 丸亀裕司の『公職選挙にみるローマ帝政の成立』を読んだ。 古代ローマにおいても公職は選挙で選ばれていた。今と形は違えど、多くの民衆も選挙に参加していた。 一般に抱く古代ローマの歴史は、元老院の活躍 … “読書メモ 『公職選挙にみるローマ帝政の成立』”の続きを読む
新釈漢文大系の11巻「韓非子」で説難(ぜいなん)を読んだ。説難自体は、司馬遷の史記の老子韓非列伝にもかなり長く引用されている。 1 説難は逆鱗の出典 説難は一般的には、逆鱗という熟語の出典として有名ではない … “読書メモ 韓非子・説林(「逆鱗」の出典)から受け取る処世術”の続きを読む
1 最強のレスバ 小野寺拓也・田野大輔の『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んだ。 非常に野暮ったい表現になってしまうが「こんな華麗で一方的なレスバを初めて観た」というのが総じての感想になる。 2 … “読書メモ 『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』”の続きを読む
1 日本の子どもは政治活動を現実に制限されている 子どもの政治的な意見を極度に嫌がる風潮がある。そう感じるのは、理由がないものではない。 例えば文科省の恥知らずな通知。既に18歳は参政権が与えられているにもかかわらず、文 … “子どもでも内閣総理大臣に請願できるので、そのやり方について記載します。”の続きを読む
戒厳令に関する基本事項を記載した。 第1 戒厳の意義 平時において天皇大権の下、国家権力は分立する。立法権、司法権、行政権である。 戒厳とは、非常事態にあって、行政権と司法権の行使を軍隊の司令官に委ねるもの … “大日本帝国憲法下における戒厳令について 備忘録”の続きを読む
本日、天皇皇后両陛下のご臨席の下、戦後78年目の全国戦没者追悼式が挙行された。 今年は61回目の全国戦没者追悼式でもあった。 ちなみにこれまでの記事はこちら。 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 今年のおことば まず … “令和5年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考”の続きを読む
1 同じ書名をつけるな! 2週間ぐらい前、Youtuberのアバタローの動画が流れてきたのでついつい観てしまった。オイゲン・ヘリゲルの著作『弓と禅』の紹介動画だった。これは中々面白そうだと思って入手した。 ところが、読ん … “読書メモ:中西政次『弓と禅』――本当に面白いことは本には書いていない”の続きを読む
石井光太の『世界と比べてわかる日本の貧困のリアル』を読んだ。 (筆者名は筆者のTwitterアカウントに飛びます。) 本書は、住居、教育、労働といった8つの視点で、海外の貧困と比較ながら、日本の貧困の実相を明らかにしよう … “読書メモ 『世界と比べてわかる日本の貧困のリアル』”の続きを読む
1 日大アメフト部の不祥事 日本大学のアメフト部員が大麻を所持していた疑いで逮捕された。 若者の間に大麻が流行していることは今更珍しくもない。 今回の事件で注目されるのは、日本大学が大麻所持をどの程度把握していたのかとい … “日大アメフト部員による大麻所持事件と証拠隠滅罪の関係について”の続きを読む