スキャンダルで人気を失った芸能人、あるいは詩人の責任について

「私は前述の二つの仮説に固執するつもりである。その一は、たとえ一般的にはゲーテが正しく、詩人には一般人より多くが許されているとしても、詩人も罪と責任の重荷に耐えねばならぬほど重大な過ちを犯しうるということ。そして第二は、 … “スキャンダルで人気を失った芸能人、あるいは詩人の責任について”の続きを読む

読書メモ『日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請』清水克行

裁判という制度は権力が生まれた有史以来、脈々と続けられていた。もちろん大きく形を変えながら。 かつての形をかいまみることができる、そんな本が 清水克行先生の『日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請』中公新書、2010であ … “読書メモ『日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請』清水克行”の続きを読む

悪口あるいは批判についてーー韓愈「原毀」を読んで

人の批判、悪口はおそらく人類の歴史と不可分だろう。 中国は唐の時代を代表する名文家(文人)韓愈が、人の批判、悪口について論じた「原毀」を読んだので、備忘のために感想を書く。   内容 原毀という題名は、原が「本 … “悪口あるいは批判についてーー韓愈「原毀」を読んで”の続きを読む