読書メモ 「労働組合像の交錯 戦後初期日本の労働運動と共産主義」『社会主義の世紀』
日本の労働組合には2つのおおよそ否定的な評価がつきまとう。 (1)「反戦」「平和」といった政治活動をしている結果、現在では活動が低調である。 (2)日本共産党の政治闘争に巻き込まれた結果、現在では活動が低調である。 この … “読書メモ 「労働組合像の交錯 戦後初期日本の労働運動と共産主義」『社会主義の世紀』”の続きを読む
日本の労働組合には2つのおおよそ否定的な評価がつきまとう。 (1)「反戦」「平和」といった政治活動をしている結果、現在では活動が低調である。 (2)日本共産党の政治闘争に巻き込まれた結果、現在では活動が低調である。 この … “読書メモ 「労働組合像の交錯 戦後初期日本の労働運動と共産主義」『社会主義の世紀』”の続きを読む
先日、十数年ぶりにうまい棒を食べた。ハロウィンの関係で家族がもらってきたものである。 家人がいうには、うまい棒は上から圧を加えると縦に4等分され、そうして食べるのが正しいという。 しかし、4等分するということは、やはり砕 … “うまい棒の美しい食べ方(作法)に関する考察”の続きを読む
秋篠宮家の長女眞子内親王殿下の結婚に関して、ネットがやかましい。 概ね結婚に反対する持論を述べているのは、おそらくリアルでも他人の人生に余計な介入をしまくって居場所がなくなりつつあるオッサン・オバサンが多いのではとの妄想 … “天皇・皇族が裁判を起こせるか? 天皇・皇族に裁判を起こせるか?”の続きを読む
「身体ばかり太って魂の痩せた人間を軽蔑する。諸君はそのような人間にならないように」 東京帝国大学経済学部教授にして、戦後、東大総長にもなった矢内原忠雄の言葉である。 戦前、大学を辞職せざるを得なくなった矢内原が「最後の講 … “読書メモ 『言論抑圧 矢内原事件の構図』将基面貴巳”の続きを読む
本日、天皇皇后両陛下のご臨席の下、戦後76年目の全国戦没者追悼式が挙行された。 天皇陛下は即位後3回目となるおことばを賜われた。 ちなみにこれまでの記事はこちら。 令和元年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考 令 … “令和3年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考”の続きを読む
1 前回までの検討 前回の検討はこちら。 エッチなことはいけないことなのか?ーー性犯罪厳罰化の議論前提となる基本的原則 大雑把にまとめると、次のようになる。 1 性行為の合法違法を議論する基本的な前提として、性行為は原則 … “子どもにとってエッチなことはやっぱりいけないことではないか?”の続きを読む
性行為は自由なのではないか。 性犯罪の厳罰化に関連して、次のような問題を考えてみた。 問題設定 次の状況を想定する。 状況1 愛し合うカップルA(男・30歳)とB(女・30歳)がいる。2人はAが借りているアパートの部屋に … “エッチなことはいけないことなのか?ーー性犯罪厳罰化の議論前提となる基本的原則”の続きを読む
1 驚きのニュース 平成22年、日本の検察官の信用を失墜させた事件があった。大阪地検特捜部証拠改竄事件である。こともあろうに公益の代表者を自負する検察官が、障害者郵便制度悪用事件という事件の捜査の過程で、何の罪もない市民 … “元検察官大坪弘道氏の弁護士登録を認めるべきではなかった”の続きを読む
今日、風呂に入っている時に唐突に気がついたことについて書く。 これを書き留めるということは私以外には無意味なことかもしれない。いや、おそらく私と同じ体験をした人にとっては無意味ではないだろう。 私は嬉しかっ … “自分という他者のこと。あるいは気がついたことの覚書。”の続きを読む
森本あんりの『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』を読んだ。 アメリカが独立する以前の植民地時代に活躍したロジャー・ウィリアムズという筋金入りの変人を中心に、「寛容」を考察している。 日本人は寛容か 私は常々感じて … “読書感想文 森本あんり『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』新潮選書”の続きを読む