読書メモ 『「傷つきました」戦争-超過敏世代のデスロード』カロリーヌ・フレスト、堀茂樹訳

1 本書の呼びかけ 傷つけたとか傷つけられたとかいったことばかりの世界で、私たちは息が詰まっている。そろそろ深呼吸し、自由を損なわずに平等を擁護することを学び直そう。 (本書の「結びに」より) 実に力強く真っ当な呼びかけ … “読書メモ 『「傷つきました」戦争-超過敏世代のデスロード』カロリーヌ・フレスト、堀茂樹訳”の続きを読む

違法な命令に従った自衛官の責任について――韓国と日本の内乱の事例を踏まえ

1 韓国の非常戒厳でびっくりした 韓国の尹大統領が2024年12月3日夜、突如として非常戒厳を宣言した。 その結果、韓国軍が韓国の国会に展開するというとんでもない事態になった。 私は韓国の憲法及び法令に通じていない。 し … “違法な命令に従った自衛官の責任について――韓国と日本の内乱の事例を踏まえ”の続きを読む

読書メモ 『幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌』NHK「果てなき殲滅戦」取材班、中津海法寛

以前、NHKで観たことがあったような気はしたが忘れていた。 改めて『幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌』を読んだ。   実際には生じなかった地獄のお話。第二次世界大戦で日本が降伏しなければアメリカ軍を中心 … “読書メモ 『幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌』NHK「果てなき殲滅戦」取材班、中津海法寛”の続きを読む

読書メモ『仏教の大東亜戦争』鵜飼秀徳

宗教と暴力というのは比較的容易に結びつく。キリスト教やイスラム教の歴史にきわめて暴力的な面があることは誰でも知っていることである。 仏教もその例から漏れることはない。 我が国に仏教が伝来した後、古来からのアニミズムを信奉 … “読書メモ『仏教の大東亜戦争』鵜飼秀徳”の続きを読む

読書メモ『ブッダという男――初期仏典を読みとく』清水俊史

清水俊史の『ブッダという男――初期仏典を読みとく』を読んだ。 仏教学の大家を告発する衝撃のあとがきで有名になってしまった本だが、それとは別に内容も面白かった。   この本は、2500年前に生きていた男の実像、歴 … “読書メモ『ブッダという男――初期仏典を読みとく』清水俊史”の続きを読む

感想 映画「ヒトラーのための虐殺会議」

6月1日からAmazonプライムビデオで観ることができると知ったので、早速観た。 マッティ・ゲショネック監督「ヒトラーのための虐殺会議」だ。日本での公開は2023年1月。   舞台は、1942年1月20日、ヴァ … “感想 映画「ヒトラーのための虐殺会議」”の続きを読む

読書メモ:オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』――ナチスの影

オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』稲富栄次郎・上田武訳、福村出版、1981年、改訂版を読んだ。   1 あらすじ 神秘学に関心を持つドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルは、自身の探究心を満足させる道が禅宗にあることを期待 … “読書メモ:オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』――ナチスの影”の続きを読む

御璽や詔書の偽造で逮捕されたら――すぐ相談!

御璽偽造、詔書偽造罪の適用が不安な方 (相談したい場合でも、やっぱり当事務所以外に) ご相談ください!! ● 自分の行動は御璽や詔書の偽造にならないか? ● 逮捕されたらどうなる? ● 処罰されないためにはどうしたら? … “御璽や詔書の偽造で逮捕されたら――すぐ相談!”の続きを読む

内乱で逮捕されたら――すぐ相談!

内乱罪の適用が不安な方 (相談したい場合でも、当事務所以外に) ご相談ください!!   ● 自分の行為が内乱にならないか? ● 逮捕されたらどうなる? ● 処罰されないためにはどうしたら? 政府を転覆したい、理 … “内乱で逮捕されたら――すぐ相談!”の続きを読む

明治44年の九州・沖縄弁護士大会(大分)の様子

1911年(明治44年)に大分市で九州・沖縄弁護士大会が開催された。 法律日日という古い雑誌にその時の様子が記されていたので、紹介したい。   会場は大分県会議事堂である。1889年(明治22年)に落成した。 … “明治44年の九州・沖縄弁護士大会(大分)の様子”の続きを読む