読書メモ:オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』――ナチスの影

オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』稲富栄次郎・上田武訳、福村出版、1981年、改訂版を読んだ。   1 あらすじ 神秘学に関心を持つドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルは、自身の探究心を満足させる道が禅宗にあることを期待 … “読書メモ:オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』――ナチスの影”の続きを読む

御璽や詔書の偽造で逮捕されたら――すぐ相談!

御璽偽造、詔書偽造罪の適用が不安な方 (相談したい場合でも、やっぱり当事務所以外に) ご相談ください!! ● 自分の行動は御璽や詔書の偽造にならないか? ● 逮捕されたらどうなる? ● 処罰されないためにはどうしたら? … “御璽や詔書の偽造で逮捕されたら――すぐ相談!”の続きを読む

外患誘致で逮捕されたら――すぐ相談!

外患誘致罪の適用が不安な方 (相談したい場合でも、当事務所以外に) ご相談ください!! ● 自分の言動は外患誘致にならないか? ● 逮捕されたらどうなる? ● 処罰されないためにはどうしたら? 日本政府を打倒したい。日本 … “外患誘致で逮捕されたら――すぐ相談!”の続きを読む

内乱で逮捕されたら――すぐ相談!

内乱罪の適用が不安な方 (相談したい場合でも、当事務所以外に) ご相談ください!!   ● 自分の行為が内乱にならないか? ● 逮捕されたらどうなる? ● 処罰されないためにはどうしたら? 政府を転覆したい、理 … “内乱で逮捕されたら――すぐ相談!”の続きを読む

読書メモ 『奴隷のしつけ方』

ジェリー・トナー著(橘明美訳)の『奴隷のしつけ方』を読んだ。 マルクス・シドニウス・ファルクスという架空の古代ローマ貴族が記した体裁になっているのが面白い。   個人的に印象に残ったエピソードを3つ。 &nbs … “読書メモ 『奴隷のしつけ方』”の続きを読む

読書メモ 韓非子・説林(「逆鱗」の出典)から受け取る処世術

新釈漢文大系の11巻「韓非子」で説難(ぜいなん)を読んだ。説難自体は、司馬遷の史記の老子韓非列伝にもかなり長く引用されている。   1 説難は逆鱗の出典 説難は一般的には、逆鱗という熟語の出典として有名ではない … “読書メモ 韓非子・説林(「逆鱗」の出典)から受け取る処世術”の続きを読む

読書メモ 『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』

高野秀行の『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』を読んだ。 世界各地の思いもよらない料理の紹介本。   ゴリラやピラニア、エイにサメといったイメージしやすい食材も紹介される中、 モルモットにヤギの消化物といった … “読書メモ 『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』”の続きを読む

読書メモ『世界史を大きく動かした植物』

稲垣栄洋の『世界史を大きく動かした植物』を読んだ。 著者は『生き物の死にざま』といった本も出しており、変わった切り口で、動植物の生態を描くことで知られている。 著者の本は、学者らしく文章が明晰で簡にして要を得る記述なので … “読書メモ『世界史を大きく動かした植物』”の続きを読む

読書メモ 『土葬の村』高橋繁行

ムスリム墓地で明らかになった日本人の差別意識 大分県の日出町はイスラム教徒の墓地問題で揺れている。 別府ムスリム教会が日出町に設置しようとした土葬墓地について住民が風評被害を恐れて設置反対の運動を起こし、町議会が設置反対 … “読書メモ 『土葬の村』高橋繁行”の続きを読む

読書メモ 小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』講談社現代新書,2021年

私は手塚治虫の『火の鳥』が好きだ。特に鳳凰編が好きで、何度も繰り返し繰り返し読んでいる。 主人公が「なぜ生きものは死なねばならぬのか?」「いや…なぜ生きるのか?」「死ぬために生きるのか?」と問うシーンがある。中盤の名シー … “読書メモ 小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』講談社現代新書,2021年”の続きを読む