明治41年の日本弁護士大会の様子
次の画像は何を描いたものかお分かりになるだろうか? 明治41(1908)年10月22日、長野県の応住寺山の麓(長野市)で開催された、日本弁護士協会臨時大会後の様子である。 議長は「鳩山博士」とあるので、おそらく鳩山和夫で … “明治41年の日本弁護士大会の様子”の続きを読む
次の画像は何を描いたものかお分かりになるだろうか? 明治41(1908)年10月22日、長野県の応住寺山の麓(長野市)で開催された、日本弁護士協会臨時大会後の様子である。 議長は「鳩山博士」とあるので、おそらく鳩山和夫で … “明治41年の日本弁護士大会の様子”の続きを読む
ジェリー・トナー著(橘明美訳)の『奴隷のしつけ方』を読んだ。 マルクス・シドニウス・ファルクスという架空の古代ローマ貴族が記した体裁になっているのが面白い。 個人的に印象に残ったエピソードを3つ。 &nbs … “読書メモ 『奴隷のしつけ方』”の続きを読む
1 古代ローマと選挙制度 丸亀裕司の『公職選挙にみるローマ帝政の成立』を読んだ。 古代ローマにおいても公職は選挙で選ばれていた。今と形は違えど、多くの民衆も選挙に参加していた。 一般に抱く古代ローマの歴史は、元老院の活躍 … “読書メモ 『公職選挙にみるローマ帝政の成立』”の続きを読む
新釈漢文大系の11巻「韓非子」で説難(ぜいなん)を読んだ。説難自体は、司馬遷の史記の老子韓非列伝にもかなり長く引用されている。 1 説難は逆鱗の出典 説難は一般的には、逆鱗という熟語の出典として有名ではない … “読書メモ 韓非子・説林(「逆鱗」の出典)から受け取る処世術”の続きを読む
1 最強のレスバ 小野寺拓也・田野大輔の『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んだ。 非常に野暮ったい表現になってしまうが「こんな華麗で一方的なレスバを初めて観た」というのが総じての感想になる。 2 … “読書メモ 『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』”の続きを読む
戒厳令に関する基本事項を記載した。 第1 戒厳の意義 平時において天皇大権の下、国家権力は分立する。立法権、司法権、行政権である。 戒厳とは、非常事態にあって、行政権と司法権の行使を軍隊の司令官に委ねるもの … “大日本帝国憲法下における戒厳令について 備忘録”の続きを読む
森まゆみさんの『暗い時代の人々』の感想。 『暗い時代の人々』という題名の本はもう1冊ある。ハンナ・アーレントの評伝集だ。アーレントの『暗い時代の人々』は第二次世界大戦前後の全体主義の世紀である「暗い時代」に … “読書メモ:森まゆみ『暗い時代の人々』 どうしてこの題名にしたのか?”の続きを読む
稲垣栄洋の『世界史を大きく動かした植物』を読んだ。 著者は『生き物の死にざま』といった本も出しており、変わった切り口で、動植物の生態を描くことで知られている。 著者の本は、学者らしく文章が明晰で簡にして要を得る記述なので … “読書メモ『世界史を大きく動かした植物』”の続きを読む
南木義隆の『蝶と帝国』を読みました。 南木義隆といえば、ナムボク名義で百合文芸小説コンテストに投稿した『月と怪物』が大きな話題となったことで有名な作家です。 百合小説というと女性同士の恋愛を描いた作品ですが … “読書メモ『蝶と帝国』 ※ネタバレ注意 考察あり”の続きを読む
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は毎週欠かさず観ている。Twitterでも大盛りあがりだ。みんな鎌倉時代が好きなのだろう。 ドラマでもよく僧侶が出てくる。が、あまり宗教的なことが描かれることはない。例外は運慶だろうが、それも … “読書メモ『鎌倉仏教』平岡聡”の続きを読む