読書メモ『鎌倉仏教』平岡聡
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は毎週欠かさず観ている。Twitterでも大盛りあがりだ。みんな鎌倉時代が好きなのだろう。 ドラマでもよく僧侶が出てくる。が、あまり宗教的なことが描かれることはない。例外は運慶だろうが、それも … “読書メモ『鎌倉仏教』平岡聡”の続きを読む
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は毎週欠かさず観ている。Twitterでも大盛りあがりだ。みんな鎌倉時代が好きなのだろう。 ドラマでもよく僧侶が出てくる。が、あまり宗教的なことが描かれることはない。例外は運慶だろうが、それも … “読書メモ『鎌倉仏教』平岡聡”の続きを読む
「百代の過客」とは何か? 松尾芭蕉の『おくのほそ道』は、次の一文から始まる。 月日は百代の過客にしてゆきかふ年も又旅人なり 「月日は永遠に旅をする旅人のようなものであり、過ぎ去っていく年月もまた旅人だ。」 という意味で紹 … “「過客」とは何かーーおくのほそ道の元ネタとの関係”の続きを読む
「疑わしきは被告人の利益に」という言葉がある。無罪原則や利益原則とも呼ばれる。 ずいぶんと昔からある原則のようで、Wikipediaではハンムラビ法典にも書いているそうだ。ホントかは裏をとっていないが。 また、この言葉の … “「疑わしきは被告人の利益に」から受け取る人生訓”の続きを読む
いやあ、また素晴らしい漫画を教えてもらった モクモクれん先生の「光が死んだ夏」である ヤングエースUPで読めます(ページはこちら)。 また、単行本1巻はAmazonのKindleでも読めます(ページはこちら … “モクモクれん「光が死んだ夏」1巻の感想・考察 ※ネタバレあり”の続きを読む
坪谷善四郎『大日本帝国憲法注釈』(1889年)より「信教の自由」の記述を書き起こす。該当頁は73頁から74頁である。 元データは国立国会図書館デジタルコレクションより閲覧したものである。 書き起こしにあたって、歴史的仮名 … “坪谷善四郎『大日本帝国憲法注釈』1889年より「信教の自由」について”の続きを読む
裁判という制度は権力が生まれた有史以来、脈々と続けられていた。もちろん大きく形を変えながら。 かつての形をかいまみることができる、そんな本が 清水克行先生の『日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請』中公新書、2010であ … “読書メモ『日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請』清水克行”の続きを読む
人の批判、悪口はおそらく人類の歴史と不可分だろう。 中国は唐の時代を代表する名文家(文人)韓愈が、人の批判、悪口について論じた「原毀」を読んだので、備忘のために感想を書く。 内容 原毀という題名は、原が「本 … “悪口あるいは批判についてーー韓愈「原毀」を読んで”の続きを読む
餅と白鳥というのは日本の昔話でよく出てくるモチーフのようだ。モチだけに。 1 もちの白鳥 みんな大好き「まんが日本昔ばなし」にもちの白鳥という話がある。 簡単にいえば、小作人を農作業で冷酷にこき使っていた長 … “白鳥と餅の昔話からみる日本の気候変動――もちの白鳥、豊後国の国名起源、速見郡の餅を的とする説話”の続きを読む
ムスリム墓地で明らかになった日本人の差別意識 大分県の日出町はイスラム教徒の墓地問題で揺れている。 別府ムスリム教会が日出町に設置しようとした土葬墓地について住民が風評被害を恐れて設置反対の運動を起こし、町議会が設置反対 … “読書メモ 『土葬の村』高橋繁行”の続きを読む
日本の労働組合には2つのおおよそ否定的な評価がつきまとう。 (1)「反戦」「平和」といった政治活動をしている結果、現在では活動が低調である。 (2)日本共産党の政治闘争に巻き込まれた結果、現在では活動が低調である。 この … “読書メモ 「労働組合像の交錯 戦後初期日本の労働運動と共産主義」『社会主義の世紀』”の続きを読む