読書メモ 『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』(第1章 帝国の思想史)

木村俊道著『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』2020,風行社を入手した。さらっと読んだが面白そうだったので、読書メモを所感とともに記す。ページ数は全て本書のものである。 まず第1章から。 第1章 帝国 … “読書メモ 『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』(第1章 帝国の思想史)”の続きを読む

本の感想 『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』明石書店、2019

『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』を読んだ。 「ジェンダー研究のゼミに所属している」学生たちが、 そのことゆえに友人・知人から投げかけられた さまざまな「問い」に悩 … “本の感想 『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』明石書店、2019″の続きを読む

令和2年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考

先日、天皇皇后両陛下のご臨席の下、戦後75年目の全国戦没者追悼式が挙行された。天皇陛下は即位後2回目となるおことばを賜われた。本ブログでは昨年に引き続き、おことばについて雑考する。 ちなみに昨年の記事はこちら。 令和元年 … “令和2年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考”の続きを読む

なぜ弁護士はBなのか?

「AQでPがガンガン異議出してきてさ。」 「へぇ。その事件、Jは誰?。」 こんな発言が聞こえてくれば、会話の主は十中八九、法律業界の人々である。 「AQ」とか「P」とかはいわゆる略称で、どこにでもある業界用語の1つである … “なぜ弁護士はBなのか?”の続きを読む

弁護士と電話の話

他の職業でも似たようなものかもしれないが、弁護士の業務量全体中、電話が占める割合は無視できない。 電話対応は大きく3つに分かれる。 (1)依頼者対応 (2)弁護士対応 (3)その他の事務連絡 この中でも大きな割合を占めて … “弁護士と電話の話”の続きを読む

司法試験の受験勉強でやるべきこと、やってはならないこと

弁護士業をしていると、たまに法学部生とお話する機会がある。最近の法学部生は公務員志望がとても多い印象を持つが、そんな中でも司法試験の合格を目指している学部生にお会いすることもある。 そのような学部生から必ずといって良いほ … “司法試験の受験勉強でやるべきこと、やってはならないこと”の続きを読む

押収拒絶権の行使と日本弁護士連合会の会長談話について

令和2年1月29日、東京地検がカルロス・ゴーン被告の元弁護人であった弘中惇一郎弁護士の事務所を捜索して、中にある資料の一部を押収した。弘中弁護士は押収拒絶権(刑事訴訟法105条)を行使したが、東京地検はこれを無視して、法 … “押収拒絶権の行使と日本弁護士連合会の会長談話について”の続きを読む

ロバート秋山のクリエーターズ・ファイル炎上騒動について雑記

ロバート秋山のクリエーターズ・ファイルが若年女性を保護している女性活動家を揶揄したとのことで批判にさらされている。 1 抗議文への反対 抗議文には次のようにある。 2017年度に制作・放映され、現在もYou tubeチャ … “ロバート秋山のクリエーターズ・ファイル炎上騒動について雑記”の続きを読む

一時保護解除後に親子で心中した事件に関して雑記

島根県で12月2日にある親子が心中した。親は今日時点で意識不明の重体。子どもは亡くなった。 子どもは親からの食事を与えないなどのネグレクトを疑われ、9月に児童相談所に一時保護された。 親は児童相談所から子どもを施設入所さ … “一時保護解除後に親子で心中した事件に関して雑記”の続きを読む

弁護士と一太郎とWord

この前、若手弁護士に「はぁ?」という顔をされたことがある。「一太郎」の話である。 一太郎とは 一太郎とは日本企業が開発した文書作成ソフトである。非常に「政治的な」言い方をすれば、――これが何故「政治的」かは後にわかる―― … “弁護士と一太郎とWord”の続きを読む