読書メモ:オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』――ナチスの影

オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』稲富栄次郎・上田武訳、福村出版、1981年、改訂版を読んだ。   1 あらすじ 神秘学に関心を持つドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルは、自身の探究心を満足させる道が禅宗にあることを期待 … “読書メモ:オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』――ナチスの影”の続きを読む

読書メモ:中西政次『弓と禅』――本当に面白いことは本には書いていない

1 同じ書名をつけるな! 2週間ぐらい前、Youtuberのアバタローの動画が流れてきたのでついつい観てしまった。オイゲン・ヘリゲルの著作『弓と禅』の紹介動画だった。これは中々面白そうだと思って入手した。 ところが、読ん … “読書メモ:中西政次『弓と禅』――本当に面白いことは本には書いていない”の続きを読む

YouTubeで聞ける禅僧の話、オススメ3選

私自身は「神様」「仏様」という絶対的な何かを信奉する気持ちは持ち合わせていない。 ついでにいうと世の宗教家というものにも、第一印象は「うさんくさい」「こいつはやばい」という印象から入ってしまう。 おそらくこのあたりはバブ … “YouTubeで聞ける禅僧の話、オススメ3選”の続きを読む

水上勉『禅とは何かーーそれは達磨から始まった』

水上勉の『禅とは何かーーそれは達磨から始まった』を読んだ。 達磨から始まって、禅を伝えていった人々の歴史が、ほぼ紀伝体で書かれている。 有名どころだと、臨済、道元、一休、白隠など。 それぞれの禅宗坊主の生き方のユニークさ … “水上勉『禅とは何かーーそれは達磨から始まった』”の続きを読む