押収拒絶権の行使と日本弁護士連合会の会長談話について

令和2年1月29日、東京地検がカルロス・ゴーン被告の元弁護人であった弘中惇一郎弁護士の事務所を捜索して、中にある資料の一部を押収した。弘中弁護士は押収拒絶権(刑事訴訟法105条)を行使したが、東京地検はこれを無視して、法 … “押収拒絶権の行使と日本弁護士連合会の会長談話について”の続きを読む

誰であろうと無罪を推定するべき理由 森まさこ法相は法学部からやり直すべき

  森まさこ法務大臣の発言が物議をかもしている。私も記者会見を聞いたとき「何を言ってんだ」と唖然とした。 その発言がこちらである。 「先ほど国外逃亡したカルロス・ゴーン被告人が記者会見を行いましたが、今回の出国 … “誰であろうと無罪を推定するべき理由 森まさこ法相は法学部からやり直すべき”の続きを読む

刑事弁護人として損害賠償命令にどう対応するか

否認事件、すなわち被告人が自分の罪を認めていない刑事事件では、犯罪被害者と被告人に鋭い対立関係が生じうる。犯罪被害者と弁護人も同じだ。弁護人は徹頭徹尾被告人の味方だからである。犯罪被害者からすれば、敵の味方は敵であろう。 … “刑事弁護人として損害賠償命令にどう対応するか”の続きを読む

勾留理由開示請求のやり方

カルロス・ゴーンの事件に関連して、勾留理由開示請求が注目された。 私も勾留理由開示請求をしたことがある。そのことを同僚に話すと「えっ、そんなことするのか。」と言われた。カルロス・ゴーンの事件をきっかけに勾留理由開示請求が … “勾留理由開示請求のやり方”の続きを読む

押収拒絶権が行使できる要件と論点

裁判所や警察・検察は物やデータを差し押さえられる。刑事事件の証拠を集めるためだ。この捜査方法を捜索差押えという。 捜索差押えは逮捕や勾留に次いで、人の権利を制限する強力な捜査方法だ。人のプライバシーを暴き、所有権を制限す … “押収拒絶権が行使できる要件と論点”の続きを読む

人の話を信用できるかどうかをどうやって判断するか?

供述の信用性とは 誰かの話が信用できるかどうかを判断しないといけない場面は多い。嘘をついているんじゃないか、正確に話していないんじゃないかということを見落とすと、大失敗することがある。 刑事裁判の場合には、無実の人が死刑 … “人の話を信用できるかどうかをどうやって判断するか?”の続きを読む

公判前整理手続に付する請求の要否

問題1 弁護人が刑事事件において付公判前整理手続請求を行うべきなのは、どのような場合か? 検討結果 弁護人は、刑事事件の事案が複雑な場合、付公判前整理手続請求を行うべきだと考える。 事案複雑な場合とは、争点が多く、情状証 … “公判前整理手続に付する請求の要否”の続きを読む