下川耿史監修『教科書が教えてくれない 18禁の日本史』

下川耿史監修の『教科書が教えてくれない 18禁の日本史』を読んだ。   最近、Twitterでフェミニズムに言及した主張を読むことが多い。中には自称フェミニストの域を出ていない人のものもあれば、至極もっともだと … “下川耿史監修『教科書が教えてくれない 18禁の日本史』”の続きを読む

おおたとしまさ『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』

おおたとしまさ『ルポ教育虐待―毒親と追いつめられる子どもたち』を読んだ。 「あなたのため」 あなたのためという言葉ほどお節介な言葉はない。大人同士の会話であれば「あなたのため」と言われると警戒するのが普通の感覚であろう。 … “おおたとしまさ『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる⼦どもたち』”の続きを読む

カルロス・ゴーンから褒章を剥奪しろ! 勲章褫奪令のあれこれ

カルロス・ゴーンは褒章受章者だった 今日の日経新聞を読んで知ったが、カルロス・ゴーンは平成16年に外国人経営者としては初めて藍綬褒章を受章していた。 内閣府によると、藍綬褒章は「会社経営、各種団体での活動等を通じて、産業 … “カルロス・ゴーンから褒章を剥奪しろ! 勲章褫奪令のあれこれ”の続きを読む

飯塚幸三を書類送検ーー書類送検について説明します

令和元年4月19日におきた池袋の自動車事故から半年以上が経過した。飯塚幸三は書類送検された。 「なぜ逮捕されないのか」については以前書いた。 何故、飯塚幸三が逮捕されないのか? 勲章は? 上級国民への警察の忖度?  今回 … “飯塚幸三を書類送検ーー書類送検について説明します”の続きを読む

ラブホテルでの盗聴が違法にならない?

プレジデントオンラインに「ラブホテルで『角部屋』を避けるべき意外な事情」との題名で記事が載った。 どうして角部屋を避けるべきなのかは元の記事を読んで頂くとして、もっと気になる記載があったので指摘しておきたい。 元記事:ラ … “ラブホテルでの盗聴が違法にならない?”の続きを読む

宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』 読書メモ

弁護士会でよく耳にする言葉が「少年には可塑性がある」というものだ。少年という単語は法律界の言葉遣いでは少女も含む。可塑性は力を加えれば形を変える性質のこと。打てば響くし、良い子にしようとすれば良い子になる。どうしようもな … “宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』 読書メモ”の続きを読む

刑事弁護人として損害賠償命令にどう対応するか

否認事件、すなわち被告人が自分の罪を認めていない刑事事件では、犯罪被害者と被告人に鋭い対立関係が生じうる。犯罪被害者と弁護人も同じだ。弁護人は徹頭徹尾被告人の味方だからである。犯罪被害者からすれば、敵の味方は敵であろう。 … “刑事弁護人として損害賠償命令にどう対応するか”の続きを読む

私人逮捕ができる条件は? 現行犯逮捕は誰でもできるって本当?

NHKから国民を守る党が選挙応援演説中にヤジを飛ばした男を私人逮捕する動画が話題だ。   私人逮捕とは何か? 私人逮捕というのは、警察官でも検察官でもない一般人が犯罪者(正確には「罪を犯したと疑われる者」)を逮 … “私人逮捕ができる条件は? 現行犯逮捕は誰でもできるって本当?”の続きを読む

戻し収容申請事件について雑記

戻し収容申請 少年事件の一類型である。 一度、少年院に入院した少年は、処遇の最終段階に達したなどの事情があれば、仮退院することになる(更生保護法41条)。仮退院した少年は保護観察に付される(更生保護法42条、40条)。保 … “戻し収容申請事件について雑記”の続きを読む

悠仁親王殿下の机に刃物、なぜ建造物侵入の容疑なのか? 殺人を死体遺棄から捜査するのはなぜ?

悠仁親王が入学したお茶の水女子大附属中学校に何者かが侵入し、悠仁親王が使用する机とその付近に包丁を置いたそうだ。平成も終わろうとする中で注目に値する事件だと思う。 1.なぜ建造物侵入の容疑で捜査なのか? 警察は建造物侵入 … “悠仁親王殿下の机に刃物、なぜ建造物侵入の容疑なのか? 殺人を死体遺棄から捜査するのはなぜ?”の続きを読む