下川耿史監修『教科書が教えてくれない 18禁の日本史』

下川耿史監修の『教科書が教えてくれない 18禁の日本史』を読んだ。   最近、Twitterでフェミニズムに言及した主張を読むことが多い。中には自称フェミニストの域を出ていない人のものもあれば、至極もっともだと … “下川耿史監修『教科書が教えてくれない 18禁の日本史』”の続きを読む

読書メモ 『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』(第2章 ブリテン帝国の劇場――「ユートピア」から「ビヒモス」へ)

木村俊道著『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』2020,風行社を入手した。さらっと読んだが面白そうだったので、読書メモを所感とともに記す。ページ数は全て本書のものである。 第1章に引き続き第2章へ 第2 … “読書メモ 『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』(第2章 ブリテン帝国の劇場――「ユートピア」から「ビヒモス」へ)”の続きを読む

読書メモ 『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』(第1章 帝国の思想史)

木村俊道著『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』2020,風行社を入手した。さらっと読んだが面白そうだったので、読書メモを所感とともに記す。ページ数は全て本書のものである。 まず第1章から。 第1章 帝国 … “読書メモ 『想像と歴史のポリティクス――人文主義とブリテン帝国』(第1章 帝国の思想史)”の続きを読む

本の感想 『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』明石書店、2019

『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』を読んだ。 「ジェンダー研究のゼミに所属している」学生たちが、 そのことゆえに友人・知人から投げかけられた さまざまな「問い」に悩 … “本の感想 『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』明石書店、2019″の続きを読む

令和2年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考

先日、天皇皇后両陛下のご臨席の下、戦後75年目の全国戦没者追悼式が挙行された。天皇陛下は即位後2回目となるおことばを賜われた。本ブログでは昨年に引き続き、おことばについて雑考する。 ちなみに昨年の記事はこちら。 令和元年 … “令和2年 全国戦没者追悼式 天皇陛下のおことば 雑考”の続きを読む

なぜ弁護士はBなのか?

「AQでPがガンガン異議出してきてさ。」 「へぇ。その事件、Jは誰?。」 こんな発言が聞こえてくれば、会話の主は十中八九、法律業界の人々である。 「AQ」とか「P」とかはいわゆる略称で、どこにでもある業界用語の1つである … “なぜ弁護士はBなのか?”の続きを読む

本の感想 『サクッとわかるビジネス教養 地政学』奥山真司、新星出版社、2020

『サクッとわかるビジネス教養 地政学』奥山真司、新星出版社、2020を読んだ。   地政学とは「国の地理的な条件をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考える」アプローチ(本書p.16)である。 どうして日 … “本の感想 『サクッとわかるビジネス教養 地政学』奥山真司、新星出版社、2020″の続きを読む

弁護士と電話の話

他の職業でも似たようなものかもしれないが、弁護士の業務量全体中、電話が占める割合は無視できない。 電話対応は大きく3つに分かれる。 (1)依頼者対応 (2)弁護士対応 (3)その他の事務連絡 この中でも大きな割合を占めて … “弁護士と電話の話”の続きを読む

【ネタバレあり】きづきあきら・サトウナンキ『さよならハルメギド』の感想・考察

土曜日に一気読みして暗い気持ちになった作品。きづきあきら先生・サトウナンキ先生の『さよならハルメギド』(全3巻)である。 大人の都合で不安な境遇におかれている子どもたちが、互いに友情や淡い恋愛を育んでいくものの、子どもの … “【ネタバレあり】きづきあきら・サトウナンキ『さよならハルメギド』の感想・考察”の続きを読む